「ヤバイバンドがやってくる」その噂は小さいながらに聞こえてきた。
雑誌バーストで頭脳警察のパンタと対談していたHIRO氏率いるヒップホップミクスチャーバンドがベイシティーへやって来るらしい。
当初函館市内、バンド界隈で噂されていたこのRISING SUNと言うバンドの情報はボーカルがHIRO氏である他、ギターが元ガスタンク、ベースは元鉄アレイ、プロデューサーか何かに妄走族やZEEBRAが絡んでて、おまけにゲストでパンタがやって来ると言うとんでもない話になっていた。
ベースヌンチャク経由でダーティーヌンチャクへの出演依頼が入った。
ガスタンクや鉄アレイにパンタも来るという事もあってドラムカンフーも乗り気だ。
2003年11月3日、場所はベイシティー。
「BAT BOY TOUR 2003」と題されたこのライブへ迎え撃つ函館バンドはthe family、active-A、それからダーティーヌンチャクの3バンド。
RISING SUN御一行は札幌からの移動時間を甘く見ていたようで本番ギリギリで現地入り。
ところがメンバーにはパンタもいなけりゃガスタンクや鉄アレイの欠片も無かった。
噂を信じちゃいけないよ~(山本リンダより)。
しかしトップの3人はHIROさんはじめスキンヘッドに巨大モヒカンの大男。
やっぱり怖い…トップはactive-A。
この日がデビューライブだったようだが演奏は安定してて今後の活躍しだいといったところか?
お次はthe family。
開始早々俺はツナギを皮膚へ同化させるべく控え室へ。
その頃HIROさんも本番へ向けてテンションを上げるべくなにやらローディーと打ち合わせをしていた。
the family終了。
一番星ブルース合唱。
ダーティーヌンチャク出陣。
鉄格子の上から暁のダーティーヌンチャク爆撃。
途中バランスを壊し崩れ落ちる。
悪魔のFUZZギターがバリバリキマル。
目の前でヒコさんが踊る。
この日ヒコさんは後頭部にサビオを貼りながらの参加。
その傷はこのライブ数日前、ココアカフェで行われたスキップキッズ主催のライブイベントでMG5の演奏中、俺と、パブ・ザ・ビーツのチーフとヒコさんの3人が大暴れしすぎてボディーガードらしき男にヒコさんだけがバックドロップを喰らい後頭部を割った時のものである。
ダーティーヌンチャク会場の人間から魂を抜き取りライブ終了。
皮膚と同化したツナギを剥ぎ取る。
人に戻った俺を見てHIROさんが言う。
「げっ、堅気だったんすか!」
…まあね。
お待ちかねRISING SUNの登場だ。
なんとバックバンドは地方で見つけたまったくの他人に数日前郵送した音源を覚えさせ当日ぶっつけでやり始めてかれこれ数日目とか…やっぱむちゃくちゃだ。
しかしまあ何ともしっかりしたプレイではありませんか。
客入りはあまり良くなかったので出演バンドメンバーもステージ前で一緒にノリノリ。
最後はみんなでジャンプをキメテRISING SUNのライブが終了。
控え室ではBAT BOYだけにダーティーヌンチャクメンバーと意気投合。
打ち上げをご一緒する事に。
会場は北海道の幸を堪能したいとの事で昭和の居酒屋ココへ。
俺の横へ座ったHIROさんは腰が低い筋肉ムキムキの空手家で凄くいい人でした。
ドラムカンフーと意気投合したのは巨大なモヒカンがご自慢のM-SHIT。
甘エビの踊り食いで「マジやばいっす」の連発。
笑いっぱなしで時は過ぎ、最後は入り口前で集合写真を一枚。
人は見た目や容姿だけで絶対判断してはならんですよ。
気持ちのいい不良中年でした。
「音楽って本当にいいもんですね!」水野晴夫っぽく締めさせていただきます。
サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。
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- 2006/12/30(土) 03:04:22|
- livelepo
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